信託法平成十八年法律第百八号
第89条(受益者指定権等)
受益者を指定し、又はこれを変更する権利(以下この条において「受益者指定権等」という。)を有する者の定めのある信託においては、受益者指定権等は、受託者に対する意思表示によって行使する。
2 前項の規定にかかわらず、受益者指定権等は、遺言によって行使することができる。
3 前項の規定により遺言によって受益者指定権等が行使された場合において、受託者がこれを知らないときは、これにより受益者となったことをもって当該受託者に対抗することができない。
4 受託者は、受益者を変更する権利が行使されたことにより受益者であった者がその受益権を失ったときは、その者に対し、遅滞なく、その旨を通知しなければならない。 ただし、信託行為に別段の定めがあるときは、その定めるところによる。
5 受益者指定権等は、相続によって承継されない。 ただし、信託行為に別段の定めがあるときは、その定めるところによる。
6 受益者指定権等を有する者が受託者である場合における第一項の規定の適用については、同項中「受託者」とあるのは、「受益者となるべき者」とする。