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保険業法施行規則平成八年大蔵省令第五号

第70条(損害保険会社の責任準備金)

損害保険会社は、毎決算期において、次の各号に掲げる区分に応じ、当該各号に掲げる金額を責任準備金として積み立てなければならない。 ただし、自動車損害賠償保障法第五条(責任保険の契約の締結強制)の自動車損害賠償責任保険の契約及び地震保険に関する法律第二条第二項(定義)に規定する地震保険契約に係る責任準備金(第四項において「自賠責保険契約等に係る責任準備金」という。)の積立てについては、この限りでない。 一 普通責任準備金 次に掲げる区分に応じそれぞれ次に定める額の合計額。 ただし、当該事業年度における収入保険料(第三号の払戻積立金に充てる金額を除く。以下この項において同じ。)の額から、当該事業年度に保険料を収入した保険契約のために支出した保険金、返戻金、支払備金(法第百十七条第一項の支払備金をいう。以下この章において同じ。)(第七十二条に規定するまだ支払事由の発生の報告を受けていないが保険契約に規定する支払事由が既に発生したと認める保険金等を除く。)及び当該事業年度の事業費を控除した金額を下回ってはならない。 イ 保険料積立金 保険契約に基づく将来の債務の履行に備えるため、保険数理に基づき計算した金額(第三号の払戻積立金として積み立てる金額を除く。) ロ 未経過保険料 収入保険料を基礎として、未経過期間に対応する責任に相当する額として計算した金額(収入保険料以外の金額を基礎とすることが合理的と認められる保険契約の種類として金融庁長官が定めるものにあっては、金融庁長官が別に定めるところにより計算した金額) 二 異常危険準備金 異常災害による損害のてん補に充てるため、収入保険料を基礎として計算した金額(収入保険料以外の金額を基礎とすることが合理的と認められる保険契約の種類として金融庁長官が定めるものにあっては、金融庁長官が別に定めるところにより計算した金額) 二の二 危険準備金 保険契約に基づく将来の債務を確実に履行するため、将来発生が見込まれる危険に備えて計算した金額 三 払戻積立金 保険料又は保険料として収受する金銭を運用することによって得られる収益の全部又は一部の金額の払戻しを約した保険契約における当該払戻しに充てる金額 四 契約者配当準備金等 第六十四条第一項の契約者配当準備金の額及びこれに準ずるもの 2 前項第一号の普通責任準備金(同号イの保険料積立金(以下この項において単に「保険料積立金」という。)に係る金額に限る。次項において単に「普通責任準備金」という。)及び前項第三号の払戻積立金(以下この項及び次項において単に「払戻積立金」という。)は、次の各号に定めるところにより積み立てることとする。 一 第六十八条第二項及び第三項に規定する保険契約に係る保険料積立金及び払戻積立金については、法第百十六条第二項の規定に基づき金融庁長官の定めるところにより計算した金額を下回ることができない。 二 第六十八条第二項及び第三項に規定する保険契約以外の保険契約(法第三条第五項第一号に掲げる保険に係る保険契約(保険契約の内容が同号に掲げる保険とそれ以外の保険との組み合わせによる場合にあっては、同号に掲げる保険の部分に係る保険契約)及び特別勘定を設けた保険契約を除く。第四号において同じ。)に係る保険料積立金については、平準純保険料式により計算した金額を下回ることができない。 三 第六十八条第二項及び第三項に規定する保険契約以外の保険契約のうち特別勘定を設けた保険契約に係る払戻積立金については、当該特別勘定における収支の残高を積み立てなければならない。 四 損害保険会社の業務又は財産の状況及び保険契約の特性等に照らし特別な事情がある場合には、第六十八条第二項及び第三項に規定する保険契約(特別勘定を設けた保険契約であって、保険金等の額を最低保証している保険契約を除く。)については、第一号の規定を適用せず、同条第二項及び第三項に規定する保険契約以外の保険契約については、第二号の規定を適用しない。 ただし、この場合においても、保険料積立金及び払戻積立金の額は、保険数理に基づき、合理的かつ妥当なものでなければならない。 3 前二項の規定により積み立てられた責任準備金では、将来の債務の履行に支障を来すおそれがあると認められる場合には、法第四条第二項第四号に掲げる書類を変更することにより、追加して普通責任準備金又は払戻積立金を積み立てなければならない。 4 損害保険会社は、第一項各号に掲げる額(同項第二号の二の危険準備金を除く。)を法第四条第二項第四号に掲げる書類に記載された方法に従い、かつ金融庁長官が定めるところにより計算し、自賠責保険契約等に係る責任準備金の額を法第四条第二項第四号に掲げる書類に記載された方法に従って計算するものとする。 5 第一項第二号の二の危険準備金は、次に掲げるものに区分して積み立てなければならない。 一 第八十七条第一号の二に掲げる第三分野保険の保険リスクに備える危険準備金 二 第八十七条第二号に掲げる予定利率リスクに備える危険準備金 6 第一項第二号の二の危険準備金の積立ては、法第四条第二項第四号に掲げる書類に記載された方法に従い、かつ金融庁長官が定める積立て及び取崩しに関する基準によるものとする。 ただし、損害保険会社の業務又は財産の状況等に照らし、やむを得ない事情がある場合には、金融庁長官が定める積立てに関する基準によらない積立て又は取崩しに関する基準によらない取崩しを行うことができる。

この条文を準用・引用する条文 27

引用 保険業法施行規則 第10条 (保険料及び責任準備金の算出方法書の記載事項) 引用 保険業法施行規則 第18条 (保険契約に係る債権の額) 引用 保険業法施行規則 第30の12条 (保険契約に係る債権の額) 引用 保険業法施行規則 第37条 (保険契約に係る債権の額) 引用 保険業法施行規則 第40条 (保険契約に係る債権の額) 引用 保険業法施行規則 第43条 (保険契約に係る債権の額) 引用 保険業法施行規則 第45条 (組織変更剰余金額の計算等) 引用 保険業法施行規則 第68条 (標準責任準備金の対象契約) 引用 保険業法施行規則 第80条 (保険計理人の確認業務) 引用 保険業法施行規則 第83条 (事業方法書等に定めた事項の変更に係る届出) 引用 保険業法施行規則 第85条 (届出事項等) 引用 保険業法施行規則 第86条 (健全性の基準に用いる単体の資本金、基金、準備金等) 引用 保険業法施行規則 第86の2条 (健全性の基準に用いる連結の資本金、基金、準備金等) 引用 保険業法施行規則 第89条 (保険契約に係る債権の額) 引用 保険業法施行規則 第89の2条 (移転会社が払い戻すべき金額) 引用 保険業法施行規則 第101条 (合併剰余金額の計算等) 引用 保険業法施行規則 第101の2の4条 (保険契約に係る債権の額) 引用 保険業法施行規則 第101の2の10条 (保険契約に係る債権の額) 引用 保険業法施行規則 第101の2の15条 (保険契約に係る債権の額) 引用 保険業法施行規則 第101の2の18条 (保険契約に係る債権の額) 引用 保険業法施行規則 第102条 (保険契約に係る債権の額) 引用 保険業法施行規則 第105の4条 (保険契約に係る債権の額) 引用 保険業法施行規則 第105の4の2条 (吸収分割会社等が払い戻すべき金額) 引用 保険業法施行規則 第108条 (清算保険会社等が払い戻すべき金額) 引用 保険業法施行規則 第202条 (保険契約に係る債権の額) 引用 保険業法施行規則 第210の11の3条 (保険持株会社に係る健全性の基準に用いる資本金、準備金等) 引用 確定拠出年金法施行規則 第18の5条 (令第十五条第一項の表の五の項の運用の方法)